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循環の家づくり
はじまりは、十勝の山で育ったカラマツの木。
もうひとつのはじまりは、足寄という雄大な風景が広がる田園。
近くの山から伐り出したカラマツという素材の魅力を活かすこと。
何年も前から建っていたかのように足寄の田園風景になじませること。
この2つを手仕事で丁寧に調和させ、「山からはじまる家」は完成しました。
材齢以上に家を長持ちさせるために用いたのは、伝統的な木組みの手法。
生活の中心となるリビングに据えた薪ストーブの背面には、
入植当時の先人の想いをつなぐように約100年前の納屋の土壁を再生しました。
時を超えて記憶を紡ぐ、循環の家づくり。
「山からはじまる家」がめざした家づくりがそこにあります。



地域材 × 伝統構法 × 移住定住促進
地域の山で育った木をもっと上手に利用して、森の循環を促そう。
伝統構法と現代デザインが融合する「木組みの家」の魅力を、多くの人に感じてもらおう。
ものづくりで起業を目指す移住者を呼び込んで、足寄の町に新たな風をなびかせよう。
「はたらくものづくり村」は、わたしたちのこんな想いからスタートしました。
村を構成するのは、家族向けのアトリエ付き住戸「おもや」、
単身者向けのシェアハウス「ながや」、コミュニティ棟「かってば」の3棟。
建物は、木の香りも心地よく、木と向き合う職人の手仕事が見える「木組みの家」。
構造材には、近隣の山で育った十勝のカラマツ無垢材を使い、
古材の大黒柱や梁に、新しい材料を組み合わせて、新旧が調和する建築を心がけました。
そこに重ねたのは、地域の人たちとものづくりを志す移住者、町の歴史と未来という
既存のものと新しいものが融合することで紡がれていく、ゆるやかで自然な変革のイメージ。
創造性豊かで風土になじみ、地域の未来につながる、なにかが静かに動きだす。
そのための最初の一歩、きっかけの“場”として「はたらくものづくり村」をつくりました。
コミュニティスペースとなる「かってば」は地域の人と移住者の交流の場であり、
「木組みの家」を体感していただけるモデルハウスの役割も担っています。
昼間はカフェ、夕方からはバー的に利用したり、時には料理教室を開くなど
多目的な場として、多くの方に訪れていただき、親しんでもらえればと思っています。

全体配置平面図



PHOTO

木組みの家:VOLANTI 小森 学

はたらくものづくり村:寺島 博美

山からはじまる家:佐々木 育弥